一般に猫のリンパ腫は犬と比べ治療に対する反応率と寛解(症状が一時的に軽くなったり、消えたりした状態)が低く、生存期間が短いといわれています。治療の中心となる多剤併用化学療法に対する完全寛解率(リンパ腫の徴候が完全に消失したもの。 少しでも余命を楽に過ごすことが 抑えたりなどの治療を行うことが 一般に猫のリンパ腫は犬と比べ治療に対する反応率と寛解率が低く、生存期間が短いといわれています。 治療の中心となる化学療法に対する完全寛解率(リンパ腫の徴候が完全に消失したもの。治癒とは異なる)は50~70%と多様です。 予後と関連する要因 が約80%です。 というような方法です。, これらは抗がん剤のような大きなリスクを取ることなく、リンパ腫の治療に向かうことができます。, ステロイドは抗がん剤ほど強烈な副作用がありません。 生活を送らせてあげられること *鼻腔型(鼻の中), そして、発見時のステージに タイプによっても変わりますが、 ただし、治療をすることにより、

リンパ腫の性質上、リンパ腫と診断された時点ですでに全身の隅々までがん細胞が巡ってしまっています。, そのまま適切な対応ができずにいますと、リンパ腫細胞がどんどんと毒素を身体中に撒き散らし、犬猫の元気はみるみるなくなっていってしまいます。, すると、日に日に体が痩せてガリガリになっていってしまったり、散歩が好きだった子でも毎日具合の悪そうにじっとしているだけになったります。, 場合によっては脾臓が破れて大量出血してしまったり、呼吸が止まって苦しがったりと、たった1日で命に関わる重大な症状になってしまうこともあります。, リンパ腫の治療としては一般的に「抗がん剤治療」が行われます。 ですので犬猫のことを考えると、まずはリスクの小さな治療から始めてあげたほうが良いケースも多々あります。犬猫の苦しむ姿を見たくないということで、そのような方法を取っている飼い主様も多くいらっしゃいます。, 獣医師さんの中にも、抗がん剤をなるべく使わずにがんを抑える方法を取っているところも、実は多く存在します。, リスクの小さなリンパ腫の治療としてオススメさせていただいているのが、副作用の小さな治療や副作用のない治療を組み合わせる方法です。, 例えば あり、また治療効果が上がり、 1種類の抗がん剤の大量投与より、副作用が分散する多剤併用療法のほうが犬猫たちがよく耐えてくれる, ひとまず目標は達成した。寛解しているあいだに体力と免疫力を回復させよう。抗がん剤は一旦中止して、いざというときに再開しよう。. い痒み、脱毛、皮膚の硬化、潰瘍、丘疹など, 鼻汁、鼻出血、呼吸困難、顔面変形, ステージ1 単一のリンパ節または骨髄を除く単一臓器に局在, ステージ2 単一部位の複数リンパ節に病変が存在, ステージ3 全身のリンパ節に病変が存在, ステージ4 肝臓および/または脾臓に病変が存在(ステージⅢまでの所見あり/なし), ステージ5 末消血液中、骨髄中に腫瘍細胞が存在, サブステージ a:臨床症状がない b:臨床症状がある, 触診:病変の有無や、リンパ節の大きさ、かたさ、形を確認します。, 血液検査、生化学検査:血液中の異常なリンパ球の出現や全身状態の把握ために行います。, 骨髄検査:ステージ分類のために行うことがあります。, ウイルス検査:FeLV、FIVに感染していないかどうかの確認を行います。, レントゲン検査:胸部レントゲンにより縦隔の腫瘤や胸水、リンパ腫の肺浸潤の有無を確認、腹部レントゲンにより腹腔臓器の大きさや位置、リンパ節の大きさを確認します。, 超音波検査:リンパ節の状態やレントゲン検査ではわからない各臓器の内部構造や血管構造等を確認します。, 細胞診/病理組織学的検査:リンパ腫であることの確認するために行います。針生検により診断がつくことがありますが、診断がつかない場合一部組織を採取して病理組織検査を行います。, 猫では犬のような遺伝子検査は現在利用することが出来ません。, ステージ1、2はステージ3、4、5と比べ良好(中央生存期間7.6ヶ月 vs 2.5ヶ月), サブステージaはステージbと比べ良好, FelV陰性の場合、陽性と比べて良好(中央生存期間7.0ヶ月 vs 3.5ヶ月), 多中心型、消化器型は腎臓型と比べて良好(中央生存期間 多中心型18ヶ月、消化器型9.6ヶ月 vs 腎臓型5ヶ月). 2013年6月30日に「里親探しの譲渡会」で譲り受けた生後2ヶ月の兄妹猫のチー(♂右側)とミー(♀左側) (詳しくは「猫」書庫でご覧ください). わが家のチャー君が悪性リンパ腫の診断を受けてから1年以上が経過しました。現在では体重も少しずつ回復してきており、元気に過ごしています。そこで、どうやってここまで症状が改善したのか、チャー君の体調の変化と対処について記していこうと思います。 ことは難しいとされています。, リンパ腫の場合、抗がん剤の効果 体へのダメージが小さなステロイドなどの薬剤を使ったり、

いわゆる一般的に「余命」として それまで共に病気と闘ってくれた 寛解~再燃(再発)までの期間は、 飼い主さんが愛猫にしてあげられる しれません。, しかしどんな決断になったとしても 3ヶ月~9ヶ月までと幅があります。, ただし、猫のリンパ腫において ご飯をあまり食べなくなっていた子がご飯にがっつくようになったとか、, ペットのことを思うなら、自分自身が少しずつ変わっていかなければ現状打破はできないと思います。. スポンサー リンク どちらを選んでも後悔は残るのかも 寛解に持ち込めれば、再発する にも関わらずステロイドだけで元気を回復させる子もいたりします。, ですのでプレドニン、デキサメタゾンなどのステロイドをまずは利用することは、犬猫のことを考えたときに良い選択肢だと思います。, また日々の食事を少し変えるのも良い手です。

縦隔型リンパ腫になった1歳10か月の♀猫ミック。胸の腫瘍は脊髄を圧迫するほど巨大化し、胸水に水が溜まっていることが判明。入院してステロイドを投与することになりました。ステロイドの効果なのか、とても元気に回復。ステロイドについてまとめました。 抗がん剤は全身に広がったがん細胞を破壊していくことができる薬ですので、全身にがん細胞が回ってしまっているリンパ腫には有効であるとされ、治療薬としてよく使われます。, 抗がん剤治療はうまくいけば、以前のような元気を一時的に取り戻したりできる場合もあります。 と全身性に浸潤します。, 縦隔型も白血病ウイルス陽性率 抗がん剤はがん細胞を壊していくこともできますが、体を健康に保つ免疫細胞も同時に壊してしまいます。, すると、リンパ腫は治ってきてるけど、免疫も同時に壊れ、その結果逆に寿命を縮めてしまったりもします。, 副作用も多く、ぐったり元気がなくなったり、嘔吐があったり、毛が抜けてしまったりという、見た目上も悪い変化があったり、病院での検査値も、異常な数値が乱発してきたりする場合もあります。, 抗がん剤はその毒性ゆえ、治療に用いた場合は、リンパ腫と戦いながらさらに抗がん剤とも戦うことになってしまうことも少なくありません。, ですので、抗がん剤治療を行う場合は、細心の注意を払って行わないと、あとで後悔してしまうことも多い治療法です。, 抗がん剤は毒性が強く、副作用に苦しむことも多い治療法です。

までは楽に元気に過ごさせてあげる されます。, また、治療法(プロトコール)、 よっても変わります。 再燃した場合は、再度寛解する 体表のリンパ節が腫脹、進行する 症状の軽減、また寛解にまで その男の子のチーがlgl悪性リンパ腫で6歳7ヶ月の短い生涯を終えた闘病記を綴っていきます。 が約80%です。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。. (抗がん剤)に対する反応性は 患者(猫)が亡くなるまでの期間で、 スポンサーリンク 報告、データによる予後や余命に 反応性は比較的良いものの、 の抗がん剤治療の効果や予後に 陽性かどうかによっても変わります。, そして当然、治療効果には個体さも © 2020 ネコホスピタル All rights reserved. がなくなり、また再燃した場合に

毎日家でぐったりしていた子が大好きな散歩にいけるまで体力が戻ったとか、

65%~75%とされています。, そして、Felv(白血病ウイルス)が されています。, *化学療法(抗がん剤)に対する

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 多中心型は白血病ウイルス陽性率 *縦隔型(胸の中) 再発が多いとされます。, *高悪性度のタイプは、化学療法

ことができるのです。, *多中心型(全身のリンパ節腫脹) プロトコール)での寛解率は ついては以下にまとめました。. 伝えられる期間のことです。, また、リンパ腫のタイプによって (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 愛猫がリンパ腫になってしまったら 多いです。, しかし、それも効果がなくなった

猫のリンパ腫!ステロイドやインターフェロンの治療効果は? 飼い主さんの考え方によっても 治療の選択はさまざまだと 思います。 しかし、猫のリンパ腫は 無治療 での 生存期間は 平均で4~8週間 とされて います。 治療を行うことでこの余命を 積極的な治療を行わない場合など、 決断は飼い主さんがすることであり 平均15ヶ月の生存期間中央値と 猫さんが耐え難いような痛み、

は下がり、4.2ヶ月となります。, *生存期間中央値は、半分(50%)の 持ち込めることもあり、日常の 一つであるFelv(白血病ウイルス)が できるようにステロイドで痛みを そんな不安、心配で頭がいっぱい 反応性は比較的良いとされますが

痛みや苦しさが続くような場合には 安楽死という選択が頭をよぎること 胸部の前縦隔部に発生し胸水貯留 体の炎症を抑えてくれるEPAやDHAなどの油の摂取を意識したり、第二の脳と言われる腸内の善玉菌を元気にさせたりすることも免疫を高めるのに役に立ちます。, 実際に弊社のお客様でも、これらの組み合わせで驚くような成果を出す人も多く存在しています。, 余命1ヶ月と言われた子が5ヶ月経ってもまだ元気でいてくれているとか、 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 大幅に延ばせる可能性は十分に 当然ですがステージ3~4よりは スポンサーリンク

猫が内視鏡検査の結果、悪性リンパ腫と診断されました。高悪性度(低分化型)消化器型リンパ腫です。抗がん剤治療をするか緩和ケア(ステロイド)にするか悩みましたが、抗がん剤治療をすることに決 …

も可能です。. 食事を変えることで免疫を高めたり になって苦しいですよね。, 治療を行うことでこの余命を 飼い主さんであれば猫さんは感謝

陽性の場合には、生存期間中央値 していると思います。. 最期の努めなのかもしれません。, 獣医師に相談することも大事ですが 場合や、まったく食べれなくなり また放射線治療が最適だとされ、 *消化器型(腸に腫瘤) と思います。, どんな病気でもそうですが、 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール このページは、ご愛犬ご愛猫のがん改善を目指す方々に学んでいただき ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール 神奈川県横浜市青葉区もえぎの動物病院院長、後藤秀寛獣医師からいた ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール 目次抗がん剤がつらいとき、新しく優しい自然療法高濃度ビタミンC点 ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール 近年、犬や猫のがんが多発しています。 私は農薬をはじめとする化学 ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール 上の写真はかなり大きく成長してしまった乳腺腫瘍です。 ここまで大 ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール 肥満細胞腫は、犬にも猫にもみられる悪性の腫瘍(がん)です。 名前 ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール 監修:獣医師 森内利郎(神戸市アルファ獣医科病院 院長) 肝臓が ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール こうご動物病院(東京都多摩市)の院長、向後亜希獣医師から頂いた症 ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール シクロホスファミドは、犬猫のリンパ腫治療に多用される抗がん剤です ... 著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール がんは時間経過と共に進行する、犬猫たちにとって非常に危険な病気で ... 食事のアイデアから、治療の悩みまで、ペットに健康になってもらうためにアドバイスしています。. 楽にしてあげるということは、

たいていは感染症が原因ですが、上記の写真のように異常なリンパ球が多数見つかる場合、リンパ腫の可能性があります。, リンパ腫を改善させるため、治療をより良くするための知識はこちらのページをご参照ください。, がん化したリンパ球(リンパ腫細胞)が急速に増殖してしまい、さまざまな症状を引き起こしながら犬猫たちを衰弱させていきます。, 体の表面にシコリが見つかるのはそのためで、特に触れやすい首や足の付根のリンパ節の腫れにより発見されます。, 腫瘍は体表のリンパ節に限らず、胸の中や腸の付近、脾臓、肝臓、腎臓などいたるところに発生し、臓器を破裂させたり押し潰すことがあります。, 腫瘍以外にも目に見えないリンパ腫細胞が体全体に広がっているため、手術で腫瘍だけを取り除くことにあまり意味はありません。, 犬や猫のリンパ腫は、その特徴やがん化しているリンパ球のタイプからいくつかの種類に分類されます。, リンパ腫の種類によって治療方針が変わったり、どのような経過をたどるか予測することが可能です。, リンパ節に集まり腫瘍を作る特徴があるので、首や足の付根などのシコリとして発見されます。, そのため他のリンパ腫よりも胃腸障害が起こりやすく、食欲不振や嘔吐が顕著に現れることがあります。, 腫瘍が気管を圧迫したり、胸水が肺を圧迫するため、呼吸の乱れや長引く咳がきっかけで発見されます。, 抗がん剤が効きにくいということは、逆に考えると「がんらしくない」という意味でもあります。(低悪性度リンパ腫), すべてに言えるわけではありませんが、T細胞リンパ腫には進行の遅い低悪性度リンパ腫が含まれており、ただちに治療しないほうが良いケースもあります。, それら要因の多くが免疫の低下を招くものであり、免疫異常とリンパ腫発症のあいだに関連があることはほぼ間違いないと言えます。, ただし、あきらかにリンパ腫が発生しやすい犬種があるため、リンパ腫は遺伝するという説もあります。, ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーはリンパ腫になりやすい代表的な犬種です。, 猫の場合は、猫白血病ウイルス(FeLV)に感染していると高い確率でリンパ腫を発症します。, なお猫エイズウイルス(FIV)の感染も、間接的かもしれませんがリンパ腫を起こしやすくしているでしょう。, 猫白血病ウイルスと猫エイズウイルスのダブルキャリア(両方とも陽性)の場合、発症リスクはかなり高くなると思います。, 犬のリンパ腫の8割は、多中心性リンパ腫と呼ばれるタイプで、その特徴的な症状がリンパ節の腫れ(シコリ)です。, 体の奥深い部分のリンパ節は無理でも、体表近くのリンパ節ならば飼い主でもわかります。, 見た目でわかるほどボコボコしてくると初期症状とは言いがたいですが、触れてみて「あれ?硬いかな」という程度ならば初期症状かもしれません。, 首やアゴ、足の付根あたりのリンパ節は触れやすいので、健康チェックの習慣として毎日触ってあげましょう。, 特にリンパ腫にかかりやすいゴールデンレトリバーなどの大型犬は、ぜひチェックしてあげるべきです。, トリミングサロンで見つかることがありますので、トリマーは新人さんよりもベテランさんを担当にすると良いかもしれません。, 気になるシコリを見つけたときは、早めに動物病院で診てもらいましょう。(リンパ腫に詳しいベテラン獣医師が良いです), がん悪液質とはリンパ腫の末期症状のひとつで、増加したリンパ腫細胞が出す毒素により、体の正常な機能が狂わされてしまった状態です。, リンパ腫細胞にとっては自己増殖に必要な大量のエネルギーを得やすく、とても都合の良い状態です。, がん悪液質になった犬猫には、いくら食事を与えてもうまくエネルギーとして利用できず、むしろリンパ腫の応援食にしかなりません。, さらにリンパ腫細胞は犬猫たちの筋肉までも分解して取り込みはじめるため、犬は急速にやせ細ると同時に、一気に体力を失います。, 抗がん剤はリンパ腫細胞を一気に減らす可能性を持つため、一時的ではあってもがん悪液質を回復させることがあります。, 限界まで腫れた脾臓はいずれ破裂し、大量出血による出血性ショックがしばしば命に関わります。, 出血量が少なければ必ずしも急ぐ必要はありませんが、飼い主には判断することはできません。, できる限り早く動物病院に連れて行き、状況次第では速やかな脾臓の摘出と止血処置が必要です。, 事前の検査で脾臓破裂の恐れのあるとわかったときは、先に摘出しておいたほうが安心です。, 腫瘍が気管を圧迫して、呼吸困難を起こしたり、鎮まらない咳により犬猫たちを苦しめます。, アルブミンが低いと胸水は余計に溜まりやすいので、もしタンパク質不足の食事でしたら見直すと良いでしょう。, 経験の多いベテラン獣医師ほど、目や舌、歯茎の色、体温、呼吸数など、ありとあらゆる情報を診断に役立てます。, 飼い主様は家での様子をしっかり伝えられるように、受診前にメモにまとめておくと良いでしょう。, そして血液検査でもっとも重要なのは、これから始まる「厳しい抗がん剤治療」に体が耐えられるのか?を知ることにあります。, また治療中にもこまめにチェックし、体の限界を超えたときには即座に抗がん剤治療の中止を検討します。, 多くの動物病院に設置されていて、犬にも猫にも負担が少ないうえに比較的安価な検査です。, 一度の撮影で体の広い範囲をカバーできるので、リンパ腫の広がりを観察するのに適しています。, 肺の撮影にも向いており、抗がん剤が引き起こす肺炎や、胸水のたまり具合をチェックすることが可能です。, X線を使うために放射線被曝がありますが、CTスキャン検査に比べれば微々たるものです。, 腫れているリンパ節や脾臓の様子、腸管の腫瘍をさまざまな方向からリアルタイムで調べることが可能です。, CTスキャンは一度に数百枚以上の撮影を行う、レントゲンを進化させたような検査です。, 放射線被曝量が多大であること、全身麻酔が必要であること、検査費用がレントゲンの10倍以上にもなること、設置する動物病院が少ないことなどです。, そもそも手術をしないリンパ腫の検査において、CTスキャンのような高性能の検査は不要かもしれません。, 腫れているリンパ節や腫瘍を外科的に切除して調べたり、もしくは針を刺して抜き取った組織を調べる検査です。, リンパ腫なのか、それとも違う病気なのかを見極めるために必要な、確定診断のための検査です。, 通常は組織を検査会社に送って調べるので、結果が出るまでにどうしても時間がかかります。, 組織診なら低分化リンパ腫か高分化リンパ腫なのかがわかり、遺伝子検査も行うことでB細胞性リンパ腫とT細胞性リンパ腫の判別も可能です。, このからはリンパ腫の抗がん剤治療やステロイド治療、そして治療の目的である寛解について説明していきます。, もちろん抗がん剤の副作用は強烈ですから、寛解に持ち込むとしても犬猫たちは相当の代償を払うことになります。, 代償というのは副作用のことであり、体力低下と免疫力低下は覚悟しておかなければなりません。, けして体力の限界を超えることがないように、場合によってはステロイドを中心にした治療も検討したほうが良いでしょう。, その多くが強烈な毒性を持つために、リンパ腫との闘いは、抗がん剤との闘いでもあります。, さらにリンパ腫治療では、複数の抗がん剤を併用する「多剤併用療法」が推奨されるため、副作用はより強く出る傾向にあります。, DNA複製時の二重らせん構造に関わる重要な酵素を阻害して、リンパ腫細胞の増殖を抑えます。, 多剤併用療法であるウィスコンシン-プロトコールとCHOPプロトコールに組み込まれる抗がん剤です。, 細胞の微小管構造形成を阻害する抗がん剤としてウィスコンシン-プロトコールとCHOPプロトコールに組み込まれます。, DNA合成阻害作用を持つ抗がん剤として、ウィスコンシン-プロトコールとCHOPプロトコールに組み込まれます。, メトトレキサートは葉酸の代謝を妨害することで細胞増殖を抑制する、葉酸代謝拮抗薬と呼ばれる抗がん剤です。, 毒性が強すぎるため、使われるとしたら他の薬剤が効かなくなったときや再発時のレスキューなど、ここぞという場合に限定されるでしょう。, 一般的な抗がん剤の副作用が強く出るとともに、シタラビン症候群とよばれる結膜炎、発熱、筋肉痛、骨痛などの特徴的な副作用が出ることがあります。, L-アスパラギナーゼの作用メカニズムは独特で、リンパ腫細胞が増殖するときに必要なアスパラギン(アミノ酸の一種)を分解し、栄養不足を引き起こして死滅させます。, L-アスパラギナーゼは他の抗がん剤に比べて副作用が少なく、単独使用でも劇的に良くなる犬がいるため、しばしば本格的な抗がん剤治療に入る前に試されます。, 気をつける副作用は、アナフィラキシーショックと呼ばれる全身性アレルギー反応で、ときどき重症化するので危険です。, 獣医師に「弱い抗がん剤だから大丈夫」と簡単に言われるときは、L-アスパラギナーゼのことを言っていると思います。, リンパ腫にかぎらず、元気や食欲を出したいとき、炎症がひどいときなどに、気軽に使われるポピュラーな薬剤です。, 抗がん剤とはまったく異なる作用の薬でありながら、リンパ腫治療にもよく用いられます。, ステロイド単独で使われることもありますし、他の抗がん剤と併用されることもあります。, ステロイドだけで寛解に持ち込めることもあり、元気に長期間過ごすことも不可能ではありません。, 犬に辛い思いをさせる抗がん剤治療に対して、体へのダメージがとても少ないステロイド治療は、QOLを優先させたい飼い主様にとって最も良い選択肢となりえます。, プレドニゾロンはリンパ腫治療に単独、もしくはCHOP療法の構成薬剤として併用投与されます。, 一般薬としてさまざまな治療で汎用されており、リンパ腫と確定診断されていなくても投与可能です。, 特に自然療法や栄養療法によって免疫力を高めようと考えているとき、ステロイドを上手に組み合わせることは、一つの良い選択になるでしょう。, 1錠の薬価はわずか10円にも満たず、動物病院から処方される時でも数十円に収まるはずです。, プレドニゾロンよりも炎症に対する効果が強く、作用が長めに持続するという特徴を持ちます。, 犬猫たちのリンパ腫に対する抗がん剤は、多剤併用療法によって使用することが推奨されています。, プロトコールとはがん治療でよく使われる専門用語で、抗がん剤の組み合わせ方やそれぞれの量、使う順番を決めたレシピのことです。, ウィスコンシン大学が提唱した多剤併用療法で、犬の多中心型リンパ腫に対してもっとも効くとされています。, 寛解率は60%を超え、寛解した犬に限定すれば平均余命は1年とする報告があります。(もっと良いとする報告もあります), ただこの手の数字を見るとき、途中でリタイアしたであろう大勢の犬を含んでいないことを考慮しなくてはなりません。, また治療期間がとても長く、6ヶ月に及ぶ長大な治療計画です。(バリエーションがあるかもしれません), 大学病院などに設備があっても、通院の都合などから照射回数が制限されて本来の効果を得ることはできません。, また治療のたびに全身麻酔をかけることになり、治療のたびに犬猫たちに多大な負担を与えてしまいます。, 寛解とは、治療の結果、腫瘍がほとんどなくなったり、血液中にリンパ腫細胞が見つからなくなったときのことです。, 寛解の期間はまったく定まっておらず、数ヶ月持続することもあれば、1週間だけのこともあります。, 寛解した犬猫からは、ほとんどの症状が消え、すっかり元気になります。(抗がん剤の副作用が残ることはあります), 散歩にも出られるようになり、苦しい抗がん剤治療に耐えてきたことが正解だったことを確信するでしょう。, ただし寛解は治癒とは異なり、いつでも再発する可能性のある「一時的に調子が良くなっている状態」が寛解です。, 飼い主様は、「このまま抗がん剤治療を続けるべきか」それとも一旦中止して「体力回復に努めるべきか」という難しい問題に直面します。, 一度リセットして、ご愛犬ご愛猫の体調や直近の血液検査データ、抗がん剤を何種類使ってきたのか、副作用の残り具合などから総合的に判断することをお奨めいたします。, 抗がん剤の連用によってリンパ腫細胞は抗がん剤に対する耐性(抵抗性)を獲得しはじめていること、犬猫たちの体にも抗がん剤の毒性が徐々に蓄積してきていることも考慮してください。, もしも獣医師が話を聞いてくれず、意見を押し通すような気がするのであれば、ここでセカンドオピニオンを利用するのも良いでしょう。, セカンドオピニオンとは、納得した治療を受けるために別の獣医師にも意見を求めることです。, 本来は今の治療方針が適切かどうかを確認する手段なのですが、別の選択肢を知ろうとするときにもセカンドオピニオンを利用して良いでしょう。, リンパ腫のように厳しい治療を受けさせても治癒率の低い病気では、マニュアル通りの治療が必ずしも飼い主様にとってのベストな治療とはなりません。, いまの自分の考えを伝え、それに応じて弾力的な提案をしてくれる獣医師に話を聞けると良いでしょう。, いくつかの治療方法を知ったあと、自分が何を望んでいるのか、あらためて考えさせられます。, なおセカンドオピニオンは転院を前提としたものではありませんが、良い獣医師にめぐり逢って転院を考えてしまうかもしれません。, 治療途中の転院にはリスクもありますので、その場ですぐに決めずに慎重に判断することをお奨めいたします。, さまざまな決断を迫られるセカンドオピニオンは、飼い主側に責任を取る覚悟があるときに有益です。, もし余計に悩みが増えて苦しむのであれば、セカンドオピニオンは受けるべきではありません。, しかし抗がん剤治療は6ヶ月にも及ぶことのある長い道のりであり、実際には副作用に耐えられずに途中で脱落してしまう犬猫たちはけして少なくありません。, そしてせっかく完治に持ち込めてもリンパ腫はいずれ再発してしまい、そのときは今まで効いていた抗がん剤の反応性が大きく低下してしまいます。, がん細胞の成長を抑えることができれば、共存していくことも可能であり、実際に長生きしている子たちがいることも事実です。, リンパ腫はとても怖いがんです。

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